ご挨拶
暁星歯学会会長 北川 尚
暁星歯学会は1979年に誕生し、本年45周年を迎えます。この歯学会は初代会長檜垣旺夫先生が先頭に立って、歯科医師を目指す暁星学園の後輩に対し、進路相談、進級問題、国家試験、そして歯科医師としての将来の方針を指導することを目標に設立されました。
その後、岩本尚久先生、渡邉眞宏先生、本間憲章先生、そして小方清和先生が会長を引き継がれ、学術団体として会員相互の交流をはかったり、また母校の歯科検診に参加したりと様々な活動をして参りました。
私が暁星学園を1980年に卒業し、歯学部に進学、卒業後の進路を模索している時に、檜垣先生からお誘いを頂き、暁星歯学会に初めて参加させて頂きました。
歯学会には大学教授、病院内の歯科口腔外科医、歯科医院開設者、また、厚生労働省勤務医など、様々な立ち位置の先生がいらっしゃり色々な情報を入手できました。難解な症例や新しい歯科業界の情報をざっくばらんに質問できる大変心強い集団です。
昨今、歯学部を目指す学生は減少傾向にあり、暁星学園の学生に対し、歯学部への進路相談を行う機会は少なくなりましたが、歯科医療は老若男女国籍問わず、人類にとって、身体の健康を維持するためには必要不可欠な存在です。また最近は様々な研究から生死に関わる歯科疾患が明らかになってきております。
こうした中、我々暁星歯学会はどのような形で歯科医学を通して社会に貢献していくべきか、様々な問題解決に向けて開かれた意見交換をしたいと願っております。
我々は、型にはまることのない柔軟な思考をもって、今後も暁星学園と共に発展したいと思っておりますので、皆様の屈託の無いご意見、会へのご参加を心よりお待ち申し上げております。